LANに2台以上のPCがあるなら導入しない手はありません
家庭内LANを構築したらぜひ導入したいのがネットワークプリンター。LAN上でプリンターを共有することで、LANに接続されたすべてのPCから直接プリントできる優れた機能です。
通常、プリンターはPCにUSBで直接接続して使用しますが、その接続したプリンターをWindows上で「共有」設定にすることで他のPCから見えるようになります。もっともお手軽な共有方法です。
ただこの場合、他のPCからプリントするにはプリンターを接続しているPCにおいてWindowsが立ち上がっている必要があるので、電源が入っていないといちいちそのPCの電源を入れる必要があります。これが結構面倒です。

そのわずらわしい問題を解決するのがプリンターに直接LANケーブルを接続することができるネットワークプリンターです。これからプリンターを買おう、或いは買い替えようとお思いなら、ネットワークプリンター機能の有無に注目です。
どのPCからも直接プリント。電源ON/OFFも気にする必要なし
ブロードバンドでのインターネット接続をする際は必要になるLAN。たとえPCが1台しかなくても立派なLANです。まして今や家庭でも1人1台の時代、家族みんなで共有できるプリンターはLANの必需品です。
ネットワークプリンターの最大のメリットは、LAN上からいつでもプリントアウトさせることができる点。プリンターの電源が入っていなくてもPCから印刷指示を出せば自動で電源ON。USBケーブルで直接接続しているプリンターと何ら使い方は変わりません。

双方向通信にも対応しているので、例えばインク切れ、用紙切れ、トラブルで印刷がストップした、なんていう時もPC上にメッセージが表示されるから正常に印刷されたかどうかが居ながらにして分かります。プリントが終了してしばらくすると自動で電源OFF。プリンターの設置場所へはプリントアウトされたものを取りに行くだけです。
以前はネットワークプリンターというとビジネス向けでしたが、ブロードバンドの普及とともに家庭にも普通に存在するようになったLANに向けて、各社手ごろな価格で機種を揃えてきています。
そんな家庭内LANをターゲットにした家庭用ネットワークプリンターをご紹介します。
ネットワーク標準対応プリンター機能早見表
| メーカー | 型番 | 有線 LAN |
無線 LAN |
スキャナ | 給紙 | インク | CD/DVD プリント |
FAX 機能 |
その他 |
| キヤノン | MP990 | ○ |
○ | 4800dpi | 前面 背面 |
染料5色 顔料1色 |
○ | フィルム スキャン |
|
| MP640 | ○ | ○ | 4800dpi | 前面 背面 |
染料4色 顔料1色 |
○ | |||
| MP560 | ○ | 2400dpi | 前面 背面 |
染料4色 顔料1色 |
|||||
| MX7600 | ○ | 4800dpi | 前面 | 顔料5色 | ○ | ||||
| MX870 | ○ | ○ | 2400dpi | 前面 | 染料4色 顔料1色 |
○ | |||
| MX350 | ○ | ○ | 1200dpi | 背面 | 染料3色 顔料1色 |
○ | |||
| iX7000 | ○ | - | 前面 手差し |
顔料5色 | A3ノビ | ||||
| エプソン | EP-903F | ○ | ○ | 4800dpi | 前面2段 | 染料6色 | ○ | ○ | タッチパネル LEDナビ |
| EP-903A | ○ | ○ | 4800dpi | 前面2段 | 染料6色 | ○ | タッチパネル LEDナビ |
||
| EP-803A | ○ | ○ | 2400dpi | 前面2段 | 染料6色 | ○ | LEDナビ | ||
| PX-602F | ○ | ○ | 2400dpi | 背面 | 顔料4色 | ○ | |||
| PX-503A | ○ | ○ | 2400dpi | 前面 | 顔料4色 | ||||
| PX-203 | ○ | ○ | - | 前面 | 顔料4色 | ||||
| メーカー | 型番 | 有線 LAN |
無線 LAN |
スキャナ | 給紙 | インク | CD/DVD プリント |
FAX 機能 |
その他 |
スキャナ機能搭載複合機
キヤノン PIXUS「MP990」
写真画質にこだわったPIXUSのフラッグシップモデル。35mmフィルム対応CCDスキャナー搭載でA4からフィルムまでスキャニングできる複合機で、スキャンデータもネットワーク経由で取り込むことが可能。
主な機能
- 10Base-T/100Base-TXポート搭載
- 無線LAN(IEEE802.11b/g)対応 ※アクセスポイントが別途必要
- 前面給紙
- スキャナ解像度4800dpi
- 6色独立インク
- 液晶モニタ搭載(TFT3.8型)
- フィルムスキャン
- CD/DVDレーベルプリント
| プリンター本体 | ||
| インクカートリッジ |
キヤノン PIXUS「MP640」
上記MP990の廉価版。違いは5色インクタンク、フィルムスキャン機能が無いところ、液晶モニターの大きさ。インクタンクが少ない分一枚当たりの印刷コストは安くなるので、本体価格も含めコストパフォーマンスの高い機種。
主な機能
- 10Base-T/100Base-TXポート搭載
- 無線LAN(IEEE802.11b/g)対応 ※アクセスポイントが別途必要
- 前面給紙
- スキャナ解像度4800dpi
- 5色独立インク
- 液晶モニタ搭載(TFT3.0型)
- CD/DVDレーベルプリント
| プリンター本体 | ||
| インクカートリッジ |
キヤノン PIXUS「MP560」
使いやすさにこだわったエントリーモデル。無線LANのみ対応だがそのコストパフォーマンスは他の追随を許さないほど。必要最小限の機能に絞っているので、ニーズにマッチすればお買い得感の高い機種。
主な機能
- 無線LAN(IEEE802.11b/g)対応 ※アクセスポイントが別途必要
- 前面給紙
- スキャナ解像度2400dpi
- 5色独立インク
- 液晶モニタ搭載(TFT2.0型)
| プリンター本体 | ||
| インクカートリッジ |
キヤノン PIXUS「iX7000」
自動両面、A3ノビ印刷対応ビジネスモデル。前面給紙カセットと手差しトレイの2WAY給紙でスピーディーに紙をセットできる。5色顔料インク+クリアインク搭載でカラーレーザープリンター並の美しいテキストプリントを実現。
主な機能
- 10Base-T/100Base-TXポート搭載
- 前面カセット給紙+手差しトレイ
- 5色+1独立インク
- 最大用紙A3ノビ
| プリンター本体 | ||
| インクカートリッジ |
エプソン カラリオ「EP-903A」
カラリオシリーズ最新モデル。有線/無線LANに直接接続できるほか、USB外付けHDDやUSBメモリーをネットワーク共有できるメディアサーバー機能を搭載した。オートドキュメントフィーダー(ADF)で複数現行のスキャンも素早く行え、接続したUSB記憶装置に保存できるのでいちいち離れたPCを操作しに行く必要がないのは便利。
主な機能
- 10Base-T/100Base-TXポート搭載
- 無線LAN(IEEE802.11b/g/n)対応 ※アクセスポイントが別途必要
- 前面2段給紙カセット
- スキャナ解像度4800dpi
- 6色独立インク(染料)
- 液晶モニタ搭載(3.5型)
- タッチパネル式操作パネル
- CD/DVDレーベルプリント
| プリンター本体 | ||
| インクカートリッジ |
エプソン カラリオ「EP-803A」
旧機種「EP-802A」の無線LAN機能をIEEE802.11n対応にしたスタンダード機。「EP-903A」と比較してスキャナの解像度が1/2でタッチパネルがないなど一部の機能がグレードダウン及び削除されているが、普段使いとしてのスペックはほぼ同等なのでこちらが売れ筋であろう。
主な機能
- 10Base-T/100Base-TXポート搭載
- 無線LAN(IEEE802.11b/g/n)対応 ※アクセスポイントが別途必要
- 前面2段給紙カセット
- スキャナ解像度2400dpi
- 6色独立インク(染料)
- 液晶モニタ搭載(2.5型)
- CD/DVDレーベルプリント
| プリンター本体 | ||
| インクカートリッジ |
エプソン カラリオ「PX-503A」
4色顔料インク搭載モデル。顔料インクはモノクロ、カラー問わず普通紙への印刷画質が高く、日焼け、水濡れに強い。濡れた手で触ったり、マーカーを引いたりしてもにじまないという特徴があるが、一方で写真用紙への印刷は光沢感がなくなってしまうのがデメリット。テキスト印刷がメインならば選択する価値あり。
主な機能
- 無線LAN(IEEE802.11b/g)対応 ※アクセスポイントが別途必要
- 背面給紙のみ
- スキャナ解像度2400dpi
- 4色独立インク(顔料)
- 液晶モニタ搭載(2.5型)
| プリンター本体 | ||
| インクカートリッジ |
プリンター機能のみ機種
エプソン カラリオ「PX-203」
スキャナなどプリンター以外の機能をなくした純粋なプリンター。プリント機能に特化させ本体サイズのコンパクト化、さらに無線LAN接続によって置き場所の選択を広げられます。4色顔料インクでテキスト印刷に威力を発揮するので特にSOHOなどビジネスユース向き。
主な特徴
- 10Base-T/100Base-TXポート搭載
- 無線LAN(IEEE802.11b/g/n)対応 ※アクセスポイントが別途必要
- 背面給紙のみ
- 4色独立インク(顔料)
| プリンター本体 | ||
| インクカートリッジ |
FAX機能搭載機
キヤノン PIXUS「MX870」
プリンター/スキャナー/コピー機能に加え、ファックス機能も搭載した複合機。家庭用としてはもちろん、ビジネスユースとしてのスペックを有しているので特にSOHO環境で力を発揮する機種。自動原稿送り装置でFAX送信時の連続読み取り、自動両面コピーが可能で、ファックスの自動メモリ保存機能により必要なものだけを印刷することも可能。仕事中の雑用を一手に引き受けてくれる頼もしい機械だ。
主な特徴
- 10Base-T/100Base-TXポート搭載
- 無線LAN(IEEE802.11b/g)対応 ※アクセスポイントが別途必要
- 前面カセット給紙+手差しトレイ
- スキャナ解像度2400dpi
- 5色独立インク(染料)
- 液晶モニタ搭載(2.5型)
| プリンター本体 | ||
| インクカートリッジ |
キヤノン PIXUS「MX350」
上記「MX870」廉価版機種。各機能を絞り、よりコストパフォーマンスを追及した1台となっている。自動原稿送り装置は最大30枚積載でファックス・コピー機能を重視したビジネスエントリーモデル。MX870に比べ自動両面プリントや前面カセット給紙などの機能が省かれている。
主な特徴
- 10Base-T/100Base-TXポート搭載
- 無線LAN(IEEE802.11b/g)対応 ※アクセスポイントが別途必要
- 背面手差しトレイ給紙
- スキャナ解像度1200dpi
- 4色独立インク(染料)
- 液晶モニター搭載(TFT2.5型)
| プリンター本体 | ||
| インクカートリッジ |
キヤノン PIXUS「MX7600」
普通紙の全面にあらかじめクリアインクを塗布し、その上に顔料インクで印刷する「PgR(Pigment Reaction)」技術を採用したA4インクジェット複合機。インクのにじみや用紙への染み込みを抑えることで、発色性やコントラスト、シャープネスを高め、普通紙に対してもレーザープリンターに近いキレのいい画質を実現する。実売価格は若干高めだが、旧機種のため中古品を狙えば破格で入手できる可能性もある。
主な機能
- 10Base-T/100Base-TXポート搭載
- 前面給紙カセット
- スキャナ解像度4800dpi
- 5色顔料インク+クリアインク
- 液晶モニタ搭載(1.8型)
| プリンター本体 | ||
| インクカートリッジ |
エプソン カラリオ「EP-903F」
タッチパネルディスプレイ+LEDナビを搭載したファックス機能搭載複合機。USB外付けHDDやUSBメモリーなどを接続するとLAN上で共有することができる機能を追加した。 スキャンデータを直接HDD等に取り込めるのでいちいち離れたPCを操作しに行く必要がないのは便利。
主な機能
- 10Base-T/100Base-TXポート搭載
- 無線LAN(IEEE802.11b/g/n)対応 ※アクセスポイントが別途必要
- 前面2段給紙カセット
- スキャナ解像度4800dpi
- 6色独立インク(染料)
- 液晶モニター搭載(3.5型)
- タッチパネル+LEDナビ
- CD/DVDレーベルプリント
| プリンター本体 | ||
| インクカートリッジ |
エプソン カラリオ「PX-602F」
4色独立顔料インク搭載のビジネスモデル。写真印刷よりはテキスト印刷を得意としレーザープリンターのようなシャープな印象の文面が手にできる。ビジネスモデルではあるがスタイリッシュなデザインはリビングに置いても違和感がない。プリンター、スキャナー、ファックス、コピーとホーム・オフィス問わず使いこなすことができる1台だ。
主な機能
- 10Base-T/100Base-TXポート搭載
- 無線LAN(IEEE802.11b/g)対応 ※アクセスポイントが別途必要
- 背面給紙
- スキャナ解像度2400dpi
- 4色独立インク(顔料)
- 液晶モニタ搭載(2.5型)
| プリンター本体 | ||
| インクカートリッジ |
手持ちのプリンターをネットワークプリンターにするアダプタもある
「プリンターに直接LANケーブルを挿せる機種は持ってないけど、ネットワークプリンター便利そうだなあ」
そんなあなたにピッタリなもの、今使っているプリンターをネットワークプリンターにする優れものが「プリントサーバー」です。サーバーなんていうとデカいマシンを思い浮かべますが、プリントサーバーはごくごくコンパクト。プリンターの裏側にちょこっと置ける小さな機械です。
使い方に難しいところはありません。プリントサーバーにLANケーブルを接続し、PCとプリンターを接続していたUSBケーブルのPC側を外してそれをプリントサーバーに接続。プリントサーバーの電源ケーブルをコンセントに挿せば配線終了。自動でIPアドレスが振られる環境であればもうその時点でネットワーク上にプリントサーバーが見えているはずです。プリンターのポート設定をプリントサーバーに変更すれば設定完了、簡単お手軽なネットワークプリンターのできあがりです。

プリントサーバーには双方向通信に対応するものとそうでないものが存在しますが、なんといっても双方向通信対応のものがオススメ。プリンターからの情報(インク切れ、用紙切れなど)がモニター上に表示されるので、プリントが正常に終了したがどうかPC上で把握できるのです。PCに直接プリンターを接続しているのとなんら変わりありません。
これは特にインク切れになったときに重要です。例えば写真をたくさんプリントしてプリンターのところに行ったらインク切れを起こして変な色の写真がプリントされちゃった、なんていう失敗も起こりにくい。双方向通信はある意味必須の機能とも言えます。

ただ、双方向通信対応機の難点は値段が少々高いところ。下手をするとその金額でプリンターが買えてしまうくらいの値段なので、どうしても購入に躊躇してしまいがちです。しかし、今後プリンターを買い換えるときにはプリンターのネットワーク機能を気にすることなく機種の選択をすることができるので、長い目で見ればそれほど高いものでもないのかもしれませんね。ここは考え方次第です。
やはりプリントサーバーには双方向通信機能が必須です。そこに注目して製品をご紹介します。
双方向通信対応プリントサーバー(有線接続)
BUFFALO LPV3-U2S初めてでも簡単に設定できるWindows用簡単設定ユーティリティ「LPV3マネージャ」添付。ビギナーでも安心して導入することができます。
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コレガ CG-FPSU2BD在来機であるCG-FPSUBDをUSB2.0に対応させた機種。連続高速印刷にも余裕を持って対応することができるので比較的新しいプリンターをお使いでしたらこちらがオススメ。
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プラネックス Mini-102M双方向通信プリントサーバーとしては比較的安価な機種なので導入しやすいのがメリット。各種設定をブラウザからできるのもビギナーにとっては嬉しい機能です。幅広いOSに対応しているのもウレシイ。
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ネットワークプリンターでプリンター共有。仕事用に使うのなら別ですが、プリンターはネットワーク対応にして一家に一台が基本でしょう。みんなが使うことになるのでインク消費量が上がります。予備のインクも忘れずに!
